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女性とともに -Hacer-

カンボジアでの礼拝会の活動

2017年6月25日 | CATEGORY - 女性とともに

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カンボジアで活動している礼拝会のシスターを支援しているNPOの総会で、報告会がありました。

 

2014年から2016年の3年間の活動について。

その前に…

そもそもこの活動は、礼拝会総会における提案:

①女性たちが叫んでいる場所へ勇気を持って近づく

②他の人々と使命を分かち合う。

を果たす目的でNPO法人を立ち上げた。

 

そして具体的な活動として礼拝会が日本で20年近く行ってきたシェルター(制限を付けないで受け入れてエンパワメントや職業訓練)を行う事がカンボジア(社会福祉の制度のない)の社会で有効であろうと判断し活動の主軸とした。そしてカンボジアでNGO(MOUを締結・カンボジアがこの団体の存在を認めるという契約)を立ち上げて活動を始めた。

 

はじめはシェムリアップとプノンペンで事業が始まった。10年間やってきてシェムリアップではなかなか連携する団体がなかったり、女性たちが退所した後の生活先を見つけるのが難しかったり、田舎で寮生がいつかないということもあり、昨年、プノンペンへ力を終結することにした。

 

2014年度の統計は約80人(妊産婦・約50%)、2015年度・約70人(妊産婦・約・35%)、2016年度・約60人(妊産婦・約40%)。日本とカンボジアでの大きな違いがあった。カンボジアでは出産のために病院で産んだ後に「育てることが出来ない」という事で、病院で母親から新生児を売られてしまう事があった。それ故、出産後に母親のみでシェルターに戻ってくることがあった。又2012年より出産の準備や費用を出してくれるというNGOと連携して仕事することが出来るようになって妊産婦のケースが増加していき、シェルター内でのケアに集中しやすくなっていった。この3年間の傾向として性被害者のケースが増加していった。礼拝会のシェルターは24時間職員体制があり入所者と生活を共にするスタイルなので他の人権団体から難しいケースが送られてくる事が多くなった。礼拝会の創立者聖マリア・ミカエラはイエス様が一番愛した女性たち(一番傷つき困っている)を目的としていたので、カンボジアで働くシスターはその目的に従って入所者の受け入れや連携する団体の選択を行っていった。

 

この10年間(2007~2016)の入所者はおよそ600人。10年たって礼拝会の本質的な仕事にやっと近づいてきたという感じ。