聖体と愛徳のはしため礼拝修道女会日本代理区のホームページです。

女性とともに -Hacer-

いま、日本では…

2016年6月5日 | CATEGORY - 女性とともに

「AV出演強要問題、国が被害実態調査へ…答弁書を閣議決定 」6月に入ってすぐインターネットのニュースでみつけた記事だ。

いまこの問題が日本では大きくなっている事を実感した。

それは私たちが微力ながら応援している「人身取引サポートセンター Lighthouse」の2015年の活動報告書を拝見させていただいていた事と、私たちの使徒職現場にも同様の被害者がいらっしゃるようになったという話を聴いたばかりだったからだ。

Lighthouseの「新規相談の内訳」では「AV出演強要」という項目が56件で70%近くを占めていた。「被害者の落ち度を問うことは加害者の利につながる」と記事には書かれていたが、大多数が脅しや騙し又は「助けてください」といわれて巻き込まれるという。被害は10代20代の若年層に集中しているとのこと。私たちの現場に来られた方も母親が外国籍で弱い立場の方だ。

「AV出演被害の恐ろしさには、抜け出した後も被害者の動画や画像、さらには個人情報までもがインターネットなどに残り続け、被害者の心身への影響だけでなく、進学や就職、結婚などにも深刻な影響を与える事が挙げられます。」(「Lighthouse報告書2015」 より引用)

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