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女性とともに -Hacer-

“Kredita na bo(自分を信じる)”

2022年9月19日 | CATEGORY - 女性とともに

カボベルデでの3人のシスターのミッション~売春の被害者の解放~

性的搾取である売春や人身売買の被害者を中心に、あらゆる形態の奴隷制の束縛のなかにある女性を解放する。これは聖マリア ミカエラによって 1856 年にマドリッドに創立された礼拝と愛徳のはしため礼拝修道女会の使命です。マリア・ミカエラは、スペインの貴族出身の女性でした。マドリッドの神の聖ヨハネ病院で売春の犠牲になった少女に出会った後、ミカエラは社会的地位を捨て、自分の人生を他者に捧げる決意をしました。 1845 年、彼女は搾取された女性のための最初のシェルターを開設しました。 現在、世界25か国に170のプロジェクトを展開し、4つの大陸で聖マリア・ミカエラのカリスマを継続しています。

カボベルデという小さな島国もその一つで、そこで奉仕するSr.Simona Periniは出エジプト記の3章を言い換えながら次のように述べています。 性的搾取の網の中に陥りそれでも生き残ろうとしている女性たちの叫びに私たちは聴かないではいられませんでした。それが13 年前に礼拝会の姉妹がSaoVicente島のMindelo市に共同体を設立した理由だと彼女は説明しました。イタリア人のSr Simona と 2 人のスペイン人シスターは郊外で極度の貧困の中で暮らす農家の被害者女性や売春婦になる危険性がある人々の尊厳を回復し、救出する最前線に立っています。家は、リサイクルされた金属やダンボールで作られ、電気、水、ガスもなく衛生条件も整っていない生活です。その中の数人は、自分自身と家族を養うために売春を強いられ、又男性に虐待されたり見捨てられたりしたシングルマザーもいます。何年にもわたって共同体は脆弱な女性のための自由と解放の場所になっています。

  2016 年に彼女らは社会的プログラム“ Kredita na bo” を を立ち上げました。これは「自分を信じること」を意味する現地の言葉であり、主な目的は解放、個人的発展、社会や労働への再統合、および告発です。このプログラムは、傾聴センター、困難な状況にある人々とのリクルート活動、若者への心理的および社会的介入、疎外や売春の危険に​​さらされている若者への意識の向上などで、多くのプロジェクトはカボベルデの現地の専門家グループへつながっています。リスニング センターは、18 歳から 40 歳までのあらゆる国籍の女性を受け入れ、教育的、心理的、法的サポートのできる場であるとSr Simona は、説明しています。 Sao Vicente や他の島に住んでいる一部の例外を除いて、これらの人々は読み書き、コンピューター サイエンス、料理、洋裁のトレーニング コースに参加する機会があります。

プログラム参加者の一部の家族には、毎月食料も配布されますが、それは危機的状況へ陥ることを避けるための一時的な援助であると強調しています。

困っている方々に手を差し伸べて支援する目的は、売春の被害者と直接的な関係を築くことです。自由と尊厳のある生活を築くための他の方法を模索するよう奨励されます。Sr.Simonaは、私たちの奉仕に参加し、私たちの役割を担うことを決意したすべての女性の社会的、経済的、家族的現実を私たち自身が知ることが不可欠であると指摘しています。毎週家族を訪問する計画が立てられ、修道女とスタッフは近所の人々と話したりお茶を飲んだりして時間を共有しています。彼らは路地を歩きながら観察し、必要を見いだすために情報を収集します。

このプロジェクトには現在 185 人の女性が参加していますが、これは、疎外され、貧困に陥る危険にさらされている若者の数が増えていることに具体的な回答を提供する必要から生まれたのです。子供たちへは、発達の段階に応じた技術、機械や、学校からの支援、価値観、心理的、教育的、法的グループトレーニングに必要なスキルを学ぶ機会があります。

もうひとつの重要な目的は、性的人身売買と搾取に関連する問題について社会の意識を高め、被害者支援に関連する情報を広め、意識を高めることです。 2007 年以来、カボベルデの人間開発指数は中程度であると考えられていますが、国は依然として干ばつと失業災害に直面しています。特に若者や女性の被害が顕著で、国連によると、人口の 9.2% が極度の貧困の中で生活しています。Sr.Simonaは、生活の見込みがないことがアルコール乱用、向精神薬の使用、青少年の非行、物乞いにつながる可能性があると警告していあす。近年、売春はセックスツーリズムによって増加し、児童買春の悲劇もこの島に影響を与えています。シスターによると、このような状況には、日常的な課題が含まれます。今日、私たちの最大の課題は、安全な場所を確保し、最も弱い立場にある若者や女性にしばらく同伴する事なのです。多くの若者が、継父や家族にレイプされたり、売春の危険にさらされたり、関与しています。それに伴って、早期妊娠の数が増えています。多くの母親は、自分自身と生まれてくる子供のため生活のために虐待を受け入れています。シスターたちのの共同体は、その活動分野を他の学校へも拡大する予定です。Sr.Simonaは、女性、人身売買、売春、ジェンダーに基づく暴力、脆弱な若者の被害者のためのシェルターの設立に特に関心があると述べています。Sr.Simonaは、スペインからの寛大な助成金に感謝しています。それまでの間、少額のクレジットで支援する必要があります。私たちの料理教室に参加することは、すべての女性の夢です。スタートアップ トレーニングを修了すると、一人一人が調理器具を受け取り、ストリート フードを販売できるのです。

 

自分を信じたJULIAさんの物語は、多くの女性たちの希望の模範となりました。この女性は、「人づてに私たちのセンターに助けを求めに来た方です。」とSr.Simonaは言いました。それ以前は売春生活を送っていたので、別の方法で大家族を養い、不況から抜け出したいと考えていました。JULIAさんは小さな金属製の家に住んでいて、庭には調理用のストーブしかありません。私たちの担当者は、彼女を支援したいと考え、コースが終了する前でしたが、彼女が料理教室に参加することを提案しました。JULIAさんは自分が作った料理の販売を始めました。今日、彼女は良い仕事をして、より良い生活条件を手に入れ、より平和な生活水準を達成することができます。この物語は、私たちが自由への新しい道に乗り出すために旅を逆転できることを示しているのです。

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