聖体と愛徳のはしため礼拝修道女会日本代理区のホームページです。

召命 -Vocación-

わたしの召命ものがたり② ~Sr.芝崎千枝子~

2017年3月9日 | CATEGORY - 召命

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Q:Srがお生まれになったのはどんな時代でしたか?

A: 1929年、満州事変のころ、外交官の父の仕事の関係で満州国安東県丹東市(現在の中国と北朝鮮の国境)で生まれました。

 

Q:家族は何を大切にしていましたか?

A: カトリックの信仰を大切にしていました。毎日、父が仕事から帰ると家庭祭壇の前で祈祷書を中心にして家族全員で祈っていました。主の祈り、アヴェマリア、ロザリオのいのり…。食事中には父が霊的読書として「小さき花のテレジア」などを読んでくれていました。又父は教会の神父様のお説教の翻訳をしておりそのお話もよくしてくれていました。家庭の中で「御摂理」という言葉がよく使われていて小さな心に刻まれていったんだと思います。

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  (中央列左から3番目がSr芝崎)

Q:Srにとって信仰とは?

A: 祖父の時代からのカトリック信者で私で3代目。現在、甥の娘が5代目です。彼女はいま中学生ですが、小学校3年生の時、初聖体を受けた後に手紙をくれました。「初めてご聖体をいただいた時、“神さまがちかくにいる” と感じました。味はしなかったけどとてもおいしかった。」と書いてあって「信仰が生きているな」と思い嬉しかったです。

 

Q:青春時代に大切にしていたことは何でしたか?

A: 勉学・弟や妹たちの世話・仕事・教会でのオルガン奉仕…と一生懸命でした。特に妹や弟たちがかわいくて将来は自分もたくさん子供を産みたいと思っていました。それで高円寺の保育専門学校を卒業して参宮橋にある聖心侍女会の幼稚園で4年間、先生をしていました。父親が様々な縁談をもってきてくれていましたが、あまりピンときませんでした。

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                    (真ん中がSr芝崎)

Q:「礼拝会」との出会いは?

A:戦後、近所(喜多見)に礼拝会が創立されました。ある日お友達が、おしゃれのために輸入物の「黒いベールを買うために礼拝会へ行く」というのでついていきました。行くとすぐに、スペイン人のシスターに聖体礼拝に誘われ、その時出会ったご聖体に魅了されてしまいました。その後も毎日、礼拝会で行われていたベネディクションや夜間礼拝に通うようになりました。

 

Q:「礼拝会」に入会する決め手となったのは?

A:「ご聖体」です。惹かれました。

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Q:「礼拝会の召命」をどのように生きてきたと思いますか?

 

A:入ってすぐ修練期に健康の事などで誓願がたてられないかもしれないという時が、ありました。そんな時「もう辞めてしまおう」という思いがこみ上げてきましたが、祈りの中で「あなたが選んだのではない、私が選んだのである」というみ言葉がわたしを力づけてくださり、“これは試練”と感じる事が出来ました。又今から思うと、共同体生活というものが徐々に自分の中に落ちて行ったなあと思います。もともと大家族で育ったので、修道会の共同体はいいものだと思って入会しましたが、共同体生活(使徒職の変遷や多様な感覚などなど)やはり難しいと感じる事はしばしばありました。そのつど祈りの中で、神様を中心にもどし聖霊の息吹を願っているうちに共同体全体が変えられて行く体験を繰り返して、少しづつ自分自身も変えられて行ったのではと思います。やはり時間はかかりますね。

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Q:いま礼拝会の召命をどのように生きていますか?

A:今は身近に心に深い傷を負った人たちが来られます。出来るなら、彼女たちを温かく迎え、その方たちと共に祈りたいと思っています。

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